高温多湿のこの時期は体力の消耗が激しく、胃腸の働きも衰えがちです。食事も冷たいそうめんなどあっさりしたものですませがちですが、これでは栄養バラン スが崩れてしまいます。特に朝食は1日の活動のもと・体のリズムを整える為に欠かせません。この時期は『量より質』を考えて、3度の食事は少量でもいろい ろな食材を摂るよう心がけましょう!
夏バテ予防の栄養素・食材
たんぱく質 | しっかりした体をつくるもとになります。 | 肉・魚・卵・乳製品・豆製品など |
ビタミンC | 暑さや紫外線・温度差など夏のストレスに打ち勝つ。 | 果物・野菜・イモ類など |
ビタミンB1 | 糖質をエネルギーに変えるのに必要。不足するとだるさや疲れの原因に。 | 豚肉、ごま、大豆、玄米など |
ビタミンA | 体の抵抗力を高める。 | レバー、うなぎ、にんじん、かぼちゃ、にらなど |
ネバネバ野菜 | 粘り成分が胃粘膜を保護し、弱った胃腸を守る。たんぱく質の消化・吸収を助ける。 | オクラ、山いも、モロヘイヤなど |
香味野菜 | 硫化アリルという成分が含まれ、ビタミンB1の吸収をよくする。香りが食欲増進の効果も。 | 玉ねぎ、長ネギ、にら、にんにく、しょうがなど |
おすすめの一品「ゴーヤチャンプルー」
ゴーヤ(にがうり)はビタミンCを多く含み、疲労回復や夏バテ予防に役立ちます。また、苦味成分は胃腸の調子を整え、食欲増進になります。豚肉や豆腐、卵など良質のたんぱく質もバランスよく摂れるお役立ちの1品です。
■材料(2人分)
ゴーヤ(にがうり)1/2本、豚肉(薄切り)100g、卵1個、 木綿豆腐1/2丁、サラダ油大さじ1、塩・こしょう 少々、 薄口しょうゆ大さじ1と1/2
■作り方
①ゴーヤは縦半分に切り、スプーンでワタをきれいに取り除き、2mm程の厚さに切る。ボウルに入れて塩でもみ、 水で洗い、水気をきる。
②卵は溶きほぐす。
③豚肉は一口大に切る。
④豆腐は水きりし、手でひと口大にちぎる。
⑤フライパンに油を熱し、③①④を炒め、 塩・こしょうで味付けし②でさっととじて、最後にしょうゆをまわし入れる。
⑥器にもり鰹節をちらす。