通所リハビリテーション

通所リハビリテーション

リハビリテーションとは

「リハビリテーション」と聞くとほとんどの方が病院等の医療施設で行っている、ケガや脳卒中などによる今までのように動かなくなった部位の動作トレーニングやマッサージなどを思い浮かべるでしょう。リハビリテーションとは、単に訓練、トレーニングやマッサージをさす言葉ではなく、「障害を持った方が可能な限り尊厳ある生活を取り戻す」ことを意味します。障害自体が軽減するように機能回復訓練を行うことも必要でありますが、生活の中で積極的に行われる活動そのものがリハビリテーションです。

医療・介護の現場においてリハビリテーションを行う意義は、本来の状態に戻すことだけでなく、リハビリテーションを行わないことで筋肉が衰え、さらに障害が重くなることのないように予防する効果も加味されています。
リハビリテーションとは、「たとえどのような障害を抱えても、人間としての尊厳を再び取り戻す」「人間らしく生きる権利の回復」「自分らしく生きること」「その人らしい在宅生活を構築すること」が重要であるとして、住み慣れた自宅で、地域で、その人らしい生活を取り戻すこと、さらには体の不自由が残っても安心して生活ができるような社会を実現することを目指すことなのです。

通所リハビリテーションとは

通所リハビリテーションとは、要介護状態、要支援の方々に対して、住み慣れた自宅での生活ができるように、送迎サービスを提供し、在宅生活を継続しながらその人の心身状況に合わせた、その人らしい在宅生活を構築するための集団リハビリ、個別リハビリや入浴介助サービス、食事等の提供を行いながら身体の機能回復や維持を行い、その人らしい生活を送っていただけるようにするところです。
たとえどのような障害を抱えてもその人の心身状況に合わせた在宅生活を構築すること、排泄、食事、入浴、更衣、家事や外出、趣味活動など生活に関するすべてのことに対してその人の心身状況に合わせた「暮らし」を実現するためのお手伝いをする施設です。
通所リハビリテーションは、障害を抱えても地域や社会に出向いていくための体力と気力をつけるための施設でありたいと考えています。失ったものにとらわれるのではなく、残された機能に目を向ける価値観の転換が重要であり、新たな生活、生き方を目指すための通過施設として利用していただきたいと願っています。

当通所リハビリテーションでは医師、看護師、管理栄養士、介護職、介護支援専門員、作業療法士、理学療法士などの専門職によるチームケアに取り組んでいます。
「自分でトイレへ行けるようになりたい」「家のお風呂に入りたい」「自分で料理がしたい」「自分で買い物がしたい」などの目標を立て、本人、家族、関わるスタッフが課題を共有しながら、障害に見合った環境を整備し、多少のリスクを背負いながらも達成に向けての挑戦をサポートしていきます。
目標が達成され通所リハビリテーションの利用を終了された後もいきいきとした生活が続けられるよう介護支援専門員と連携しサポートしていきます。

施設概要

ご利用対象者について

介護保険で要介護1~5、もしくは要支援1・2の認定を受けておられる方が対象となります。
●要介護1~5の方/通所リハビリテーション
●要支援1・2の方/介護予防通所リハビリテーション

サービス条件・概要について

定員 1日20名
実施日 月曜日から金曜日
※祝日を除く
利用時間 午前9時~午後3時
休業日 土日祝祭日、12月29日から1月3日
設備について 通所リハビリフロア1F(200㎡)
ミスト・シャワー浴
連絡先 平戸市民病院
通所リハビリテーション
TEL:0950-25-3388

各種サービス

送迎サービス

送迎サービス

介護度に合わせた専用車で利用者のご自宅と当施設を介護スタッフが送迎いたします。心身機能に合わせて、自宅玄関またはベッドから送迎いたします。
◇送迎エリア:原則平戸市内
◇送迎時間:ルートにより時間が異なります

健康状態のチェック

利用前の体温、血圧、脈拍、血中酸素飽和度などの測定と体調チェック、月に1回の体重測定を行います。常に利用者の健康状態を把握し、万全な対応に努めます。

入浴介助サービス

入浴介助サービス

自宅での入浴が可能となるよう利用者の目標に合わせた支援をいたします。当事業所はミスト浴で、寝たきりの方でもリクライニング式チェアーを使用し、入浴介助をいたします。
当通所リハビリテーションでは、家族の支援があっても自宅で入浴することが困難になった重度要介護の方の入浴介助サービスに取り組んでいます。
また何らかのサポートを受けて自宅での入浴が可能な方は、自宅でゆっくりと入浴ができるよう専門職が家屋評価を行い、必要に応じた家屋改修、福祉用具の選択、入浴方法の助言、指導を行ない、自宅での入浴を目指しています。

食事介助サービス

管理栄養士による栄養バランスを考慮した献立を提供しています。
利用者の方の介護状態、えん下の状態に合わせ、管理栄養士と相談し特別食にも対応しています。
毎月1日はお赤飯の日です。七夕、クリスマスなどでは行事食も提供します。

個別リハビリテーション

個別リハビリテーション

在宅での日常生活自立を目標とし、個別対応が必要とされる方に、理学療法士等が評価を行い個別にリハビリを提供します。
住宅改修、福祉用具に関するアドバイス、家族への介護指導なども専門職が行います。
マシントレーニングは毎回筋力を測定し負荷量を設定しています。また、在宅生活でも自己管理ができるよう指導を行っています。

通所リハビリテーションの1日
(1日のスケジュールについて)

自宅までの迎え(各コースに分かれて)

到着次第健康状態チェック(体温・血圧・体重測定など)、お茶

午前の体操(集団テレビ体操)、入浴介助サービス

マシントレーニング、個別機能訓練

昼食、静養

自由運動、活動、レクリエーション、個別機能訓練

午後の体操(集団リハビリ体操)

おやつ、お茶

自宅までの送り(各コースに分かれて)

スタッフ写真