院長あいさつ

地域づくりに貢献する

令和3年

平戸市民病院 院長

押淵 徹

国民健康保険平戸市民病院は、保健、医療、福祉、介護サービスを有機的・効率的に提供し、平戸市民が「住み慣れた地域で、いつまでも安心して暮らせる」地域づくりに貢献することを理念としております。当院が約30年前から取り組んできた、市民の健康増進、疾病の予防、地域に必要とされる医療、リハビリテーション、在宅ケアサービス、すなわち「地域包括医療・ケア」(地域包括ケアシステム)は、超高齢社会を迎えた日本の、地域住民の生活を守る仕組みとして国の政策になっております。第一次産業(農業・漁業・林業などの生産業)に従事される方が多い地域は、健康な身体があればいつまでも“定年のない職場”があります。平戸市民病院は長年「元気老人の創出」を目標として市民に健康づくりを促してまいりました結果、特定健診受診率は県下で最高位(58%)を誇り、高齢者医療費の適正化、介護保険料の適正化を実現しました。

当院周辺は、医療機関の乏しい地域ですから、救急医療から慢性期の医療、小児から超高齢者までの幅広い一次医療と二次医療機能を兼ね備え、平戸市内外の他の医療・福祉・介護施設と連携をはかり、地域包括ケアシステムを構築してきました。県北一帯の市町村の介護予防事業に力を入れて、安心して暮らせる地域づくりを目指している諸医療・福祉団体の支援をしているところです。

病院診療の柱である内科・小児科・外科・整形外科・眼科はもとより、県北地域に先駆け開設されたリハビリテーション科、など地域の特性に十分応え得る診療機能を有しています。診断治療機器の面では、消化管内視鏡、心臓・腹部超音波診断装置、1.5T.MRI、64列マルチスライスCT、乳腺X軟線撮影装置、生化学自動分析装置をはじめとする検査機器が整備されており、医療水準の維持発展に寄与しています。運営面では、フルオーダーリングシステム、電子カルテ(平成25年9月より稼働)、を駆使し迅速かつ正確な情報の伝達・医事会計の効率化、医療安全対策の充実を図っています。院内運営委員会・医療安全対策委員会・サービス向上委員会・身体拘束ゼロ推進委員会・褥瘡対策委員会・給食委員会・栄養サポートチームを組織し、医師をはじめとして職員は総力を上げ、質の良い医療・介護の提供を目指し前進しているところです。

平成17年度から外来診療は予約制を取り入れ、待ち時間の短縮を図ることができました。平成18年度からは、病院敷地内を禁煙とし、県内でもいち早く禁煙運動の拠点としての歩みを続けています。また、平成17年度から長崎大学・へき地病院再生支援・教育機構の支援を受け「総合診療医教育拠点病院」としての活動を開始しました。令和2年度からは「国境を越えた地区医療支援機構」へと改組し、平戸市民病院を臨床教育の場として、これからの地域包括ケアシステムを担う医師の育成を図るプロゼクトです。平戸市民病院が目指してきた地域包括ケアシステムが医師育成の場としてふさわしいとの評価を受け、これからの日本の医療を担う医師が全国から研修にこられています。其の期待に応えるべく職員一同張り切っています。

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