放射線検査部門
放射線検査部門
放射線検査部門について
当院放射線班は、診療放射線技師3名(男性2名、女性1名)と看護師1名で業務を行っています。
以下様々な装置を駆使し日常の診療画像の提供や画像管理を担っております。
勤務体制は、平日の診療時間帯と時間外のオンコールでの対応となっております。
待望の女性技師が入職し、これまでよりもさらにホスピタリティの高い検査の提供を目指します。また、いつ何時でも最高最良の画像を提供し、市民のみなさんが 「地元で都市部と同等以上の検査が受けられる」をモットーに日々努力しています。画像や装置に関する不明な点などありましたら、いつでもお問い合わせいただいて結構です。
よろしくお願いいたします。
装置と業務内容のご案内
一般撮影装置
いわゆる“レントゲン写真”を撮る装置です。
血液検査と並び、ポピュラーな検査の一つです。
頭部、胸部、腹部、四肢骨など全身を対象とします。
乳房撮影装置
乳房専用の撮影装置です。平成28年度に新装置に更新しました。
近年、乳がんは女性が罹患するがんの第1位になりました。現在約12人に1人が乳がんになるといわれています。国の指針では乳がん検診はこのマンモグラフィが必須項目となっています。
撮影時には乳房を挟んで撮影するので多少痛みがありますが、挟むことで画像がより詳細になり、さらにX線の被ばく量も少なくてすみます。当院の装置はマンモグラフィ検診精度管理中央委員会の定める装置であり、また撮影にあたる技師も同委員会の定めるマンモグラフィ撮影技師としての評価認定を受けています。
X線TV装置
一般撮影(レントゲン写真)がX線を使った「静止画」であるのに対して、この装置は、X線を使った「動画」を撮る装置です。
被写体の動きなどをリアルタイムに確認できる特徴を活かし、様々な造影検査、骨折や脱臼などの整復、あるいは内視鏡検査などに使用します。
CT装置
X線データとコンピュータを利用し体内を観察できます。
検査時間は5分程度ですが、造影剤というお薬を使う検査の場合はさらに5~10分程度かかります。
X線を利用しているので被ばくがありますが、機器の進歩と取り扱い者の努力によって少なくなっており、人体への危険度は喫煙や交通事故の危険性より小さいので、検査を受けることによって得られる利益のほうが大きいといえます。ただし、妊婦や小児は放射線の影響を受けやすいのでご相談ください。
MRI装置
平成19年12月にMRIが導入されましたが、その後、令和2年11月に装置更新がなされ、当院の画像診断能力が向上しました。CTはX線を利用して体内を診る装置ですが、MRIは磁気と電磁波を利用する装置です。検査時間は20~30分程度と少々お時間をいただきます。
また、特定の条件のある患者さんは、この検査は受けることができない場合がありますのでご注意ください。
検査を受けられない例
・ 心臓ペースメーカーなど金属を体内に埋め込まれている人
・ 妊娠の可能性のある人など
骨塩定量装置
骨の状態は骨密度で評価でき測定することができます。測定の結果、骨が脆くスカスカであると骨折しやすい状態といえます。このような場合に骨粗しょう症という診断がなされます。
骨密度の測定法にはいくつかありますが、当院では骨粗しょう症の予防と治療ガイドライン2006年版に推奨されるX線を使ったDEXA法という方法で二部位(腰椎、大腿骨)の測定をしています。X線を使いますがCTや一般撮影と比べて極めて少ない線量で検査していますので安心して受けられます。
検査時間は10分程度です。
PACS:医療用画像管理システム
PACSは、一般撮影、CT、MRI、超音波など各装置で発生した医療用画像データをネットワークでやりとりするシステムです。
データ配信はネットワークを使い、各装置からの画像データを受信しサーバに保存しますので、院内のどこのパソコンからでもリクエストがあれば、瞬時に特定の画像データを探し出して表示することができます。