基本理念と沿革
基本理念と沿革
基本理念
地域との触れ合いを大切に地域に愛され信頼される包括医療の実践
基本方針
- 地域における医療センターとして、医療水準の向上に努め、患者中心の医療サービスを提供する。
- 救急医療体制の確立を図り、二次救急に対応できる病院づくりに努める。
- 診療機能の充実を図り、地域の医療需要に応えられる病院づくりに努める。
- 保健・医療・福祉・介護関係機関との連携を図り、健康増進、疾病予防、治療、リハビリテーションまでの地域包括医療サービスの提供に努める。
沿 革
国民健康保険平戸市民病院は、平成8年4月、国保紐差病院および市立南部病院を合併して開設しました。病床数110床(一般病床58床、療養型病床52 床)で、健康管理センタ―や在宅介護支援センタ-等の機能をもつ保健福祉総合施設を併設し、病院と機能的に連携を図りながら,母子保健から高齢者保健サ-ビスまで、市民の生涯を通じた健康づくりを総合的に推進しました。
平成10年には,院外処方や医事窓口部門の民間委託化を実施。平成12年4月からの介護保険制度の導入に伴い、療養病棟の一部を介護療養型医療施設として指定、また、院内に居宅介護支援事業所を設置するなど、介護保険の分野にも積極的に進出しています。
平成13年5月から給食部門の民間委託化を実施しました。
平成14年11月には、市民病院および保健福祉総合施設「サン・ケア平戸」を研修施設として、第16回全国国保診療施設協議会現地研究会を開催しました。
平成15年3月には、院内情報システム(オ-ダリングシステム)が整備され、待ち時間の短縮や診療機能の充実等、患者サ-ビスの向上が図られたほか、病院に隣接して鉄筋コンクリ-ト造3階建のモダンな医師住宅(10戸)が完成、懸案であった医師の住環境の整備が図られました。また、同年3月には、押淵徹院長が長年にわたる地域包括医療実践の功績により、医療分野で権威ある医療功労賞を受賞しました。
平成17年10月の市町村合併により、国民健康保険平戸市民病院および平戸市立生月病院(一般病床60床)が平戸市病院事業として、会計の一元化が図られました。
同年11月には、平戸市民病院が長崎大学医学部歯学部附属病院のへき地病院再生支援・教育機構の地域臨床教育拠点に選定を受け、当院を拠点に管内の保健・医療・福祉関係機関と連携を深めながら総合医の養成教育を実践しています。
平成21年4月には、平戸市立病院改革プラン(3か年)がスタートし、より効率的な病院経営を行うため、地方公営企業法の全部適用に移行しました。以降、不採算地区の特別交付税などにより、持続可能な病院経営を進めています。
平成23年4月には、訪問看護ステーション事業を開始するなど、地域包括ケアシステムの推進にも力を入れています。
平成27年3月には、療養病床を52床から42床に減らし、効率的な運営を進めています。地域の医療需要や患者の動向を踏まえながら、長期的な目線で運営を考える局面となっているように感じます。
平成28年3月には、平戸市立病院新改革プランを策定し、長崎県が定めた地域医療構想に沿って新たな病院のあり方を示しています。